年次報告

2018年度成果 (詳細はこちら)

1.単一電子スピンをレーザー光で自在に、正確に操作する新原理(ホロノミック光量子ゲート)を考案し、ダイヤモンド中の窒素空孔中心(NV中心)を用いて世界で初めて実証実験に成功した。マイクロワットという小さな光パワーで、従来の100倍速くかつ3倍高い精度で単一スピン操作を実現し、光の位相を制御することでさらに高精度な単一電子スピン光操作を可能とした。(Optics Letters掲載)

2.上述のホロノミック量子操作をマイクロ波の偏光で行う新たな手法を考案し、ダイヤモンドNV中心を用いて実験実証に成功した。電子スピンだけでなく核スピンの任意量子操作にも成功し、・量子もつれ操作を行うことで任意の規模の量子を操作する“万能”ホロノミック量子ゲートを無磁場下で初めて実証した。(Nature Communications 掲載)

 3.量子テレポーテーションの原理による単一光子から単一同位体炭素核スピンへの量子状態転写(量子テレポーテーション転写)に世界で始めて成功した。これにより、量子情報通信のビットレート向上につながる量子中継器の量子メモリ集積化に道を開いた。(Communications Physics受理)



過去の成果
2017年度 小坂・堀切研究室 年次報告
2016年度 小坂・堀切研究室 年次報告
2015年度 小坂・堀切研究室 年次報告