年次報告

2020年度成果 (詳細はこちら)

当研究室では、モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)技術を支える超スマート社会の量子情報セキュリティプラットフォームの構築に向け、光・量子技術による破壊的イノベーションの創出を目指した研究開発を行っている。

2020年度には具体的には、

1.量子コンピュータの開発に向け、ダイヤモンドNV中心を用いた万能ホロノミック量子計算、単一事象量子読み出し、ショーアの量子誤り訂正などを、超伝導量子コンピュータと融合が可能な完全ゼロ磁場で実現した。本研究は、誤り耐性を有する分散型量子コンピュータネットワークを構築する量子インターフェースの開発に貢献する。(ムーンショット型研究開発事業のプロジェクトマネージャーに就任し、研究代表者(兼)として本年度から研究を開始)

2.量子通信の長距離化に向け、ダイヤモンドNV中心を用いた量子テレポーテーションの原理による単一光子から炭素核スピン量子メモリへのマルチモード量子状態転写、完全ベル測定、量子メモリの幾何学的デカップリングによる長寿命化などを完全ゼロ磁場で実現した。本研究は、量子もつれを利用する量子通信の距離を飛躍的に延長する量子中継器の開発に貢献する。(総務省委託事業の量子中継技術サブ課題のとりまとめ機関研究責任者(兼)として採択され本年度から研究開始)

3.量子ストレージの開発に向け、ダイヤモンドNV中心による集積量子メモリの個別量子操作、個別量子書き込み、個別量子読み出しを可能とする光シュタルク量子操作の原理実証に成功した。(科研費基盤S第二期課題が研究代表者として採択され本年度から研究開始)

を行った。

過去の成果
2019年度 小坂研究室 年次報告
2018年度 小坂研究室 年次報告
2017年度 小坂・堀切研究室 年次報告
2016年度 小坂・堀切研究室 年次報告
2015年度 小坂・堀切研究室 年次報告