
2025年9月7日から10日にかけて、名城大学天白キャンパス及びオンラインにて第86回応用物理学会秋季学術講演会が開催されます。小坂研究室からは、関口雄平助教、黒川穂高助教、上牧瑛助教、M2の佐藤清貴さん、小林拓海さん、M1の後藤京介さんが参加し、口頭講演を行います。
また卒業生のレイエス・ラウスティンさん(現職NTT)が、第72回応用物理学会春季学術講演会で応用物理学会奨励賞を受賞したため、本学会で奨励賞受賞記念講演を行います。2025/9/9 9:00~11:45、一般セッション|KS 研究会セッション:KS.2 量子情報工学研究会[第58回講演奨励賞受賞記念講演] ダイヤモンド量子メモリによる発光吸収型量子中継」、レイエス・ラウスティン レイエス・ラウスティンさんは講演にて、NV中心に存在する窒素スピン量子メモリに光子の情報を転写・保持しながら,もつれ光子の繰り返し発光を行うことによる量子中継レートの向上について報告します。
9:00 ~9:15、「9:15~9:30、「ダイヤモンド窒素空孔中心を用いた高効率光読出し用インターフェースモジュール、上牧瑛 上牧瑛助教は講演にて、共焦点光学系をモジュール化した光インターフェースと、それによるNV中心の高効率光読み出しついて報告します。
9:30~9:45、「ダイヤモンドナノフォトニック構造中のSnV中心における電気機械変調」、関口雄平 関口雄平助教は講演にて、ダイヤモンド中の色中心を用いた量子トランスデューサの実現に向け、圧電材料を用いずに電気機械結合を利用したSnV中心とマイクロ波の結合について報告します。
9:45~10:00、「マイクロ波―光量子インターフェースに向けたSiN導波路結合型ダイヤモンドオプトメカニカル結晶デバイスの光学評価」、佐藤清貴 佐藤清貴さんは講演にて、ダイヤモンド色中心とオプトメカニカル共振器を用いた超低消費電力量子トランスデューサの開発に向けた成果について報告します。
10:00~10:15、「マイクロ波―光量子インターフェースの実現に向けた超伝導ナノワイヤ共振器における光応答の局所空間分解測定」、黒川穂高 黒川穂高助教は講演にて、独自に希釈冷凍機に組み込んだレーザ走査システムにより、ナノワイヤ超伝導共振器の光応答を、位置・共振モード依存性に着目して測定を行い、その結果昭かとなった光応答の位置・共振モード依存性について報告します。
2025/9/9 13:30~17:45、一般セッション|KS 研究会セッション:KS.2 量子情報工学研究会ダイヤモンド中の色中心を介したマイクロ波-光量子変換」、後藤京介 後藤京介さんは講演にて、マイクロ波ー光変換においてダイヤモンド中の色中心を介した変換を行うことで,従来の変換器と比較してポンプ光強度を数桁低減可能であることを報告します。
13:30~13:45、「13:45~14:00、「光接続超伝導量子プロセッサにおける物理・論理もつれ生成レートおよび忠実度の高効率化」、小林拓海 小林拓海さんは講演にて、バッファ・ 通信路の多重化による通信の高速化・物理もつれ状態の高忠実度化の可能性を探り、効率的なもつれ蒸留方式の選定と、結果として得られる遠隔物理・論理もつれのエラーレー ト及び生成レートの見積りを中心に報告します。